フェルーチョ・ラヴィアーニが手がける、構造美の結晶『フォー』
2025年08月27日
トーヨーキッチンスタイル カルテル Kartell テーブル フォー

イタリアンデザインの巨匠、フェルーチョ・ラヴィアーニが手がけたテーブル「フォー」は、Kartellの哲学を体現するプロダクトです。
ミニマルでありながら、空間に確かな存在感をもたらすその佇まいは、単なる家具を超え、ライフスタイルそのものに静かな変化をもたらします。

ここではテーブル「フォー」の特徴についてご紹介します。

<目次>

空間に溶け込む、構造美の追求
素材とカラーが語る、Kartellの世界観
機能美と詩的構造の融合
まとめ





空間に溶け込む、構造美の追求



トーヨーキッチンスタイル カルテル Kartell テーブル フォー

「フォー」は、視覚的ノイズを極限まで削ぎ落とした設計が特徴。
極薄の天板とスリムな脚部が生み出す軽快なフォルムは、空間に余白と静けさをもたらします。
脚の配置は端に寄せられ、足元の自由度を高めることで、アームチェアなど幅のある椅子を合わせても干渉しにくいです。
座る人の動きを妨げない設計は、まさに「人と家具の調和」を考え抜いたラヴィアーニらしい発想です。

サイズ展開も豊富で、都市型のコンパクトな住まいから広々としたダイニングまで、空間のスケールに合わせて選択可能です。
特に奥行き90cmのモデルは、対面での食事や会話に理想的な距離感を生み出し、日常のひとときを豊かに演出します。


素材とカラーが語る、Kartellの世界観



トーヨーキッチンスタイル カルテル Kartell テーブル フォー

「フォー」は、素材と仕上げの選択肢も豊富です。
スチールタイプでは、ブラック×ブラックやホワイト×ホワイトなどの定番から、ブラック×アルミニウムといったコントラストを楽しめる仕様など空間のトーンに合わせて選べます。
一方、セラミックトップは、本物の大理石のような質感を持ちながら経年変化が少なく、耐熱・耐傷性にも優れた実用性を兼ね備えています。
マーブル模様の「シンフォニー」や「ナチュレツンドラ」など、視覚的なインパクトと上質さを両立したデザインは、空間にアートのような深みを添えます。

トーヨーキッチンスタイル カルテル Kartell テーブル フォー

さらに、アウトドア対応モデルも展開。
耐水性のあるエポキシ塗装により、屋外でもKartellらしい洗練された美しさを保ちます。
ハイレイチェアやスマトリックアウトドアとの組み合わせで、屋外空間にも統一感のある世界観を構築できます。



機能美と詩的構造の融合



ラヴィアーニのデザイン哲学は「引き算の美学」。
フォーもまた、無駄を削ぎ落としたスリムな構造でありながら、しっかりとした安定感を備えています。

セラミックトップは天然石に比べて扱いやすく、長く美しい状態を保てるため、日常使いにも最適。
ダイニングテーブルとしてだけでなくワークデスクや会議用テーブルとしても柔軟に対応できるのは、実用性を追求するKartellの真骨頂です。




まとめ



Kartellの「フォー」は、単なるテーブルではありません。
それは、空間に詩的な秩序をもたらす構造物であり、使い手の暮らしに寄り添う静かなパートナーです。
フェルーチョ・ラヴィアーニの手によって生み出されたこのプロダクトは、イタリアンデザインの精神—「美しさと機能の融合」—を、現代の住空間に鮮やかに描き出します。

トーヨーキッチンスタイル カルテル Kartell テーブル フォー


デザイナー:フェルーチョ・ラヴィアーニ|Ferruccio Laviani



カルテルのキーマンとして注目され、プロダクトでは、ブルジーやテイクがIMA(USA)のパーマネントコレクションに選ばれるなど、デザイナーとしての才能を発揮しているだけでなく、カルテルミュージアムのディレクションにも携わる。企業が経営するミュージアムとしては初めて、財団からベストミュージアムに選ばれています。