待望の新作チェア「A.I.|エーアイ」。
その名の通り、世界初!A.I.(人工知能)によってデザインされました。
人工知能によってデザインされたとはどういうことなのか?
今回はその秘密に迫ります。
デザイナー、フィリップ・スタルクはこれまでKartellにおいて様々な椅子をデザインしてきました。
マスターズやルイゴーストなど、どれもKartellにとって欠かせないものばかりです。
そして、今回最新作をデザインする際、今までにない画期的な方法を試みました。
それがA.I.(人工知能)です。
「A.I.|エーアイ」はデザイナーであるフィリップ・スタルク、Kartell、オートデスク(Autodesk)とのコラボレーションによって生まれました。
オートデスクの「ジェネレーティブデザインソフト」を使い、フィリップ・スタルクが今まで彼がデザインした椅子のデータと、
要件として、"可能な限り少ない量の材料とエネルギーで体をどうサポート出来るか"を人工知能に与えます。
かつ、Kartell特有の技術「射出成形」による製造を行うための要件を満たすよう指示しました。
ジェネレーティブデザインとは、A.I.がもたらした新たな設計手法のことです。
人工知能が与えられた要件をもとに複数の形を生成し、プロセスを反復しながら理想の形へと近づけます。
ジェネレーティブデザインにより、人間の想像力を超えた新しい形を生み出します。
フィリップ・スタルクとA.I.の間でも、何度もやりとりするうちに、徐々にスタルクの求める理想のデザインに近づいていきました。
そうして生まれたのが、「A.I.|エーアイ」です。
座面や背もたれのカタチ、肘掛けの高さなど、座り心地の良さ、
また、強度や素材、スムーズな制作工程さえも考慮されています。
A.I.が考えた究極の座り心地について
くわしくはこちら→
フィリップ・スタルク、Kartell、オートデスクのコラボレーションは、工業デザインの世界の頂点にあり、ジェネレーティブデザインでこれまでにない最もクリエイティブな成果の1つを生み出しています。
人工知能によって誕生したチェア「A.I.|エーアイ」。
是非その座り心地を体感しにKartell直営ショールームへお越しくださいませ。
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フィリップ・スタルク|Philippe Starck
1949年生まれ。スタルクはパリのカモンド美術学校卒業後、ピエールカルダンのアートディレクターを務め、インテリアと家具のデザインを担当。
独立後多くのインテリアデザインを手がけ、その活躍ぶりが当時のフランスの大統領、ミッテラン氏の目に留まり、1982年エリゼ宮殿のスイートルームのデコレーションを任されます。
これを機にスタルクは世界中から脚光を浴びます。
出世作でもあるパリの「カフェ・コスト」をはじめ、ニューヨークの「ロイヤルトンホテル」、香港の「ペニンシュラホテル」、オランダの「グローニンゲン美術館」など数々のインテリアデザインを行ないました。
同時にフランスをはじめ、スイス、イタリア、スペイン、日本など、世界中で家具などの、プロダクトデザインも行うと同時に、工業デザインもてがけます。